外壁塗装のトラブルはさまざまなものがあげられますが、塗装工事中に塗料などが大切にしていた花壇や車に飛び散ってしまう事態は避けたいですよね。
それが自身の所有しているものならまだしも、お隣さんの車や塀などに付着してしまうと、更なるトラブルに発展しかねないので、想像するだけでも胃が痛くなります。
とくに外壁塗装が初めての方は、不明な点が多いせいか不安になっているのではないかと思いますので、今回は外壁塗装工事で行われている飛び散りの対策、万が一飛び散ってしまった時の対処方法などをご紹介いたします。
少しでも不安を取り除けると幸いです。
■飛び散りを防ぐ養生
外壁塗装の際は、手抜き工事を目論む悪徳業者を除いて、塗料の付着を防ぐ対策をしっかり行っています。
それが養生とよばれるものです。
まず作業の手順として足場を組み、この足場をぐるりと包むように飛散防止シートを張り、高圧洗浄で汚れを落とします。
高圧洗浄の作業中は水の飛び散りが懸念されますが、たいていは飛散防止シートが防いでくれます。
このシートは硬い繊維でできており、目も細かいので水しぶきをしっかり抑えられるでしょう。
周囲への飛び散りや、通行人に当たってしまう可能性は低いです。
それでも防ぐのが難しいとされる場所はブルーシートなどを当てて、慎重に洗浄することが多いでしょう。
高圧洗浄を終えて2、3日乾くのを待ち、下地調整などの作業を挟んだ後は、塗装に移るための準備として養生が行われます。
ビニールシートやテープなどを用いて塗装をしない窓や玄関ドア、植栽、ポストなどを包み、塗料の付着を防ぎます。
車などはテープで留めてしまうと使えなくなってしまうので、取り外しのできる不織布シート・ビニールシートをかぶせることが多いです。
この車のカバーは飛び散りが懸念される場所であれば、近隣の車でもかぶせることも。
とくに足場の飛散防止シートから1m以内にある車は、その対象に入ります。
カバーをかける際は、車の所有者に必ず許可を得る必要があるので、挨拶回りの際に了承してもらえるようにしましょう。
■飛び散ったときの対処方法
どれくらい気をつけてさまざまな対策を取っていても、「もしも」は起こりえます。
風が吹いて塗料が飛散してしまったなど、どうやっても防ぎきれないことはありますが、起こってしまったものは仕方ありません。
こちらでは予期しない場所に塗料が飛び散ってしまったときの対処方法について、詳しく紹介したいと思います。
・塗装会社に損害賠償を請求する
塗装工事中、もしくは後になってから塗料の飛散を発見した場合は、施工業者の責任となりますので、損害賠償を請求しましょう。
その際は証拠として飛散した箇所の写真を撮って残しておくことが大事です。
多くの業者はこのような事態に備えて、「請負業者賠償責任保険」とよばれる保険に加入しており、請求後は保険会社から補償されるでしょう。
また、下請け業者によるものであると、元請けに相談してから補償が完了するまで時間がかかることがあります。
・住宅リフォーム・紛争処理支援センターに相談する
上記の保険に業者が加入しておらず、実費での補償を断られた・取り合ってくれないなどの対応をされた場合は、住宅リフォーム・紛争処理支援センターに相談してみてください。
こちらは国土交通大臣が指定する公益法人で、建築士や弁護士が在籍しており、安心して相談できるでしょう。
・保険会社に相談する
こちらは、起こってしまった後の対処というより、予防のようなものです。
リフォーム瑕疵(かし)保険と呼ばれますが、施工業者に事前に依頼して加入していると、後日になって工事の欠陥が見つかった際に無償で直してもらうことができます。
欠陥や不具合があったのに、施工業者が倒産してしまったときなども補償してもらえます。
■まとめ
塗料の飛び散りを防ぐために業者側もさまざまな手を尽くしてはいますが、万が一飛び散ってしまった場合は、遠慮せずに損害賠償を請求しましょう。
また、外壁塗装の契約前に施工業者が「請負業者賠償責任保険」に加入しているかどうかを確認しておくことをオススメします。業者側がリスク管理をしているという証明にもなりますので、選ぶ際の指標にしてもいいでしょう。
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